リーガロイヤルホテル京都は10日、開業50周年記念 スローガン・ロゴマークを発表した。
開業50周年のスローガンは「京に育まれて半世紀 感謝の心をいつまでも」。ロゴマークに使用されている竹と月の文様は未来に向けた想いを込めて当ホテルが新たにデザインし、江戸時代より約400年、日本で唯一続いてきた唐紙屋「唐長(からちょう)」を継承する「雲母唐長(きらからちょう)」が実施しているプロジェクト「平成の百文様」のひとつとして採用されています。
これまでご利用いただいた、たくさんのお客様への感謝の気持ちを込めて2019年4月10日(水)から2020年10月31日(土)まで、多彩なイベントや企画を実施します。
開業50周年記念 スローガン・ロゴマークを制定 概要
- 開業50周年スローガン
京に育まれて半世紀 感謝の心をいつまでも
- ロゴマーク
当ホテルが新たな文様をデザインし、ロゴマークに使用。
この文様は、雲母唐長の「平成の百文様」のひとつとして採用されております。
【文様とロゴマークに込めた想い】
外観や内装にも取り入れている竹のモチーフを取り入れたデザインで、未来に向かって真っ直ぐと成長していく、強い意思と願いが込められた文様です。このデザインは50年間変わらず外壁を彩る、緑色のタイルも表現しています。
竹の節々には月が記され、何度も満ち欠けを繰り返し新たな気持ちで生まれかわり成長するリーガロイヤルホテル京都を表現。月(リーガロイヤルホテル京都)は「太陽(お客様)があってこそ輝く」、月(リーガロイヤルホテル京都)は「いつも地球(お客様)に寄り添っている」、そんな意味も込めています。
- 雲母唐長(KIRA KARACHO)について
唐長は、創業 1624 年。江戸時代から途絶えずに、日本で唯一続いてきた唐紙屋。代々受け継がれた板木にひとつひとつ手仕事で和紙に文様を写し取り、襖紙や壁紙として、歴史的建造物や現代の人々の暮らしに唐長の唐紙は愛され続けています。
雲母唐長(KIRA KARACHO)とは、唐長を受け継ぐトトアキヒコ氏と千田愛子氏がプロデュース、次世代を担う唐長を継承するブランドです。
京都・嵯峨の地にて唐長の伝統と歴史を受け継ぎ、唐紙の美を広く世界に伝えると同時に、紙以外の異素材や他者とコラボレーションしたプロダクトを発表するなど、文様と色の美を通じて人々の暮らしを豊かにしたいとの思いをこめたモノづくりをしている。
- 「平成の百文様」プロジェクトについて
唐長が、江戸時代より先祖代々、受け継いできた600枚を超える板木に加え、平成最後の年においてさらに新たな100枚を創出し、板木を彫り、今を生きる私たちの祈りや願いが込められた文様を唐長の歴史と共に後世に伝えたいという想いからスタートしたプロジェクト。
雲母唐長オリジナルの新作から、国内外のクリエイターやブランドとのコラボレーション、さらには一般公募まで門戸を広げ、総勢100点の文様を選定します。採用が決まると実際に板木として彫られ、その文様は名前とともに後世に長く受け継がれていきます。
「平成の百文様プロジェクト」は、唐紙文化の普及のみにとどまることなく、さらにその活動域を広げ、他の日本文化普及にも貢献し、「伝統と継承」、「循環と再生」の歴史を創造し続け、100年後の京都に意味のある持続可能(サステナビリティ)な文化プロジェクトとすることを意図しています。
板木完成後、唐紙制作したものを京都市へ寄贈し、今を生きる京都の文化として広く鑑賞できるよう、京都の文化的施設などへの寄贈を予定しています。
さらには、「平成の百文様と令和の百人一首(仮称)」として、百枚の唐紙を正式発表後に、その唐紙に思いを馳せた言の葉を公募し、100 首選定後、100 文様の唐紙に言の葉を書き記す新プロジェクトへと発展を遂げます。100 の文様、100 の唐紙、100 の書を100 の思い(言の葉)とともに「平成の百文様と令和の百人一首(仮称)」としてお披露目し、未来の京都へ文化遺産として伝えていきます(京都市と協議中)。