米国の人気ポップ歌手、レディー・ガガさんが東日本大震災の被災地支援イベントに出演するために来日し、6月23日、東京都内で開かれた記者会見に出席した。ガガさんは、原発事故の風評が世界に広まっていることを踏まえ、「日本は安全」と訴え、世界の観光客に日本を訪れるようにアピールした。
ガガさんは、米国の経済誌フォーブスで「世界で最もパワフルな著名人」の第1位に選ばれたほか、ツイッターのフォロワー数はオバマ米国大統領を超え、1千万超と言われる。震災直後からグッズの売り上げを寄付したり、原発事故に関する風評のまん延を批判したりするなど、日本の復興につながる言動が注目されていた。
記者会見には、観光庁の溝畑宏長官が出席し、これまでの活動などに対し感謝状を手渡した。観光の復興を目指す被災県の1つ、福島県の郷土玩具「起き上がり小法師」もプレゼントした。
ガガさんは、復興について「将来に目を向ける時が来た。義援金ばかりではなく、世界中の観光客に来てもらえるよう日本が安全だと伝えていきたい」と話していた。