一休、インバウンド宿泊予約市場に参入へ


 高級旅館ホテル予約サイト運営の一休はインバウンド宿泊予約市場に参入する。今年12月に一休.comの英語版サイトを開設。訪日外国人旅行客と日本在住の外国人による利用を狙う。

 一休が抱える富裕層を中心とした既存会員160万人以外からの需要を掘り起こすことで、同社の右肩上がりの成長路線を維持したい考えだ。

 「08年度は、サブプライム住宅ローン問題、原油高、世界的な景気後退などを背景に、高級シティホテルへの外国人の出張宿泊需要の減少が予測される。減少で、ホテルから一休.comへの提供客室が増加し、その結果取扱客数も増えるだろう」(一休)。

 景気低迷と過当競争で都心の高級ホテルの稼動率の低下がささやかれる中、一休はこれを商機ととらえる。

 09年3月のシャングリラ東京、10年のパークハイアット横浜など高級ホテルの新規開業も追い風とみる。

 
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