一般社団法人インバウンドガイド協会、設立を発表


 一般社団法人インバウンドガイド協会は2日、設立を発表した。

この度、地域観光の担い手となる外国語ガイドの人材を広く育成し、ガイドのサービス品質向上を推進するため、新たに「一般社団法人 インバウンドガイド協会」(所在地:東京都文京区/理事長:見並陽一、以下「当協会」とします)を設立することとなりました。当協会は、近年増加する訪日外国人旅行者の多様化するニーズに応え、日本における旅行の体験向上を図るとともに、地域観光の活性化を通じた地方創生の実現に寄与することを目的としています。
協会ウェブサイト:https://inbound-guide.org

▼設立の背景
近年、訪日外国人旅行者が毎年増加し、2018年には3,100万人超もの旅行者が日本を訪れています。また、旅行者数の増加とともに、旅行者のニーズも多様化しています。これまで外国語による有償でのガイド業務は国家資格が必要とされていましたが、ガイドの量的な不足や多様化するニーズに対応すべく、2018年1月の改正通訳案内士法の施行により規制が緩和され、資格を保有する必要なく従事できるようになりました。このような背景のもと、国内各地、特に地方部におけるガイドの人材育成やガイドサービスの品質向上への取り組みが急務であると考え、企業や自治体が幅広く連携する形で当協会を設立しました。当協会はガイド人材の育成を通じ、訪日外国人旅行者の受入れ態勢整備と地域観光の振興を通じた地方創生の実現に取り組みます。

▼協会の概要
名称:一般社団法人 インバウンドガイド協会(Inbound Tourism Guide Association)
所在地:東京都文京区本郷3-13-3 三富ビル3階
理事長:見並 陽一(公益社団法人日本観光振興協会 前理事長)
設立:2019年7月
役員:
会長 久保 成人(公益社団法人日本観光振興協会 理事長/元観光庁長官)
副会長 塩尻 孝二郎(元外務省官房長・欧州連合代表部大使)
副会長 ポール・クリスティ(WALK JAPAN代表/内閣府クールジャパン・アンバサダー)
副会長 ランデル洋子(NPO法人 GICSS研究会理事長・全国通訳案内士)
理事長 見並 陽一(公益社団法人日本観光振興協会 前理事長)
専務理事 小川 正人(株式会社ANA総合研究所 取締役会長)
専務理事 吉川 健一(株式会社ブリックス 代表取締役社長)
専務理事 坪井 泰博(株式会社JTB 執行役員 訪日インバウンドビジネス推進部長)
理事 國島 芳明(岐阜県高山市長)
理事・事務局長 平塚 雄輝(otomo株式会社 代表取締役CEO)

(参考)インバウンドガイドとは
当協会では、有償・無償や全国・地域通訳案内士資格の有無を問わず、外国語による訪日外国人旅行者向けのガイド業務に従事する方を「インバウンドガイド」と呼称しています。

▼今後の主な活動内容
1. 書籍の出版(2020年3月刊行予定)
ガイド業務に関連する制度・法令、食事や宗教などの対応、日本の文化や地域の特色など、 ガイド業務に求められる知識やスキルは幅広く、体系的に習得するためのコンテンツ整備を行います。
2. 「インバウンドガイド講座」の開催(会員自治体にて順次開催)
観光は地方創生における重要な業であり、 ガイドは地域観光の重要な担い手 です。自治体をはじめとする地域の主体と連携しながら、ガイド人材の育成に取り組みます。
・千葉県いすみ市:2019年11月27日、いすみ市役所にて開催予定
・岐阜県高山市 :2019年12月2~3日、高山市役所にて開催予定
3. 「インバウンドガイド検定」の創設(2020年6月開催予定)
検定試験を通じて、ガイド業務に求められる知識やスキルの習得を啓蒙・促進します。また、検定により知識やスキルの習得度合いを認定することで、ガイドサービスの品質向上を図ります。

 
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