大船渡線活用推進へ企画
岩手県の一関市観光協会は、JR大船渡線沿線の食材を活用したディナーを賞味してもらう「2022秋のローカルガストロノミーディナーツアー」を10月9日に催行。定員となる20人が秋の美食を楽しんだ=写真。
同県のまちづくり、若者の就業支援に取り組む「一般社団法人いわて圏」が一関市から受託した「大船渡線観光活用推進事業」の一環。旅行業免許を持つ同市観光協会がコロナ禍の2020年度から実施しているマイクロツーリズム事業の第38弾ツアーとして催行。
東北6県と北海道の在住者を対象とした同県の「いわて旅応援プロジェクト(第2弾)」(ブロック割)の対象商品となり、旅行代金は1人1万円のところ、国から半額が助成され、支払い実費が5千円となった。
一ノ関駅から大船渡線の列車に乗り、猊鼻渓駅で下車。駅近くのレストランで同線沿線の一関市や気仙沼市産の肉、魚、野菜を使った料理を賞味した。
料理は同線摺沢駅などでレストランを経営する「株式会社salad bowl」の千葉翔太シェフが監修。料理に合う酒のペアリングもサービスし、参加者から喜ばれた。
同市観光協会といわて圏は今後も同線の観光活用推進に取り組みたいとしている。