三菱重工、ドバイ国際空港ターミナル3向けAPMシステムO&Mサービス更新契約を締結


 三菱重工は11月22日、ドバイ国際空港ターミナル3向けAPMシステムO&Mサービス更新契約を締結したと発表した。

◆ ドバイ設立の現地法人MHI-MESCを通じて履行、顧客サポート強化により世界最大級の国際ターミナルを支える
◆ 2018年から提供する同APMシステムO&Mサービスでの安定した運行実績やシステムの安全性・信頼性に高評価

ドバイ国際空港APMシステムドバイ国際空港APMシステム

三菱重工業は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国におけるドバイ国際空港ターミナル3向け全自動無人運転車両(APM:Automated People Mover)システムの運行・保守(O&M:Operation and Maintenance)更新契約をドバイ空港(Dubai Airports)と締結しました。契約期間は2023年10月から5年間で、車両18両、2駅、路線長2.3kmのAPMシステムに対するO&Mを担います。

同APMシステムは当社グループが2012年に納入したもので、世界最大級の国際ターミナルとして知られるドバイ国際空港ターミナル3の旅客輸送を支えています。また、2018年から同APMシステムのO&Mサービスを請け負っており、安定した運行実績や、システムの安全性および信頼性への高い評価が今回の契約更新につながったものです。

なお、今回の更新契約は、交通システムに関するO&Mサービスのさらなる拡大を目指してドバイ首長国に設立した現地法人MHI Mobility Engineering Services L.L.C(MHI-MESC)を通じて履行されます。10月30日には、MHI-MESCの営業開始を記念した開所式がドバイ市内で行われました。当社グループは、MHI-MESCを通じてドバイにおけるO&Mサービスのローカライゼーションを推進し、ドバイ空港や監督官庁であるドバイ首長国道路交通局(RTA)と緊密に連携することで、同APMシステムの安全な運行に取り組んでいきます。

三菱重工グループは、今後も世界各国のサービス拠点と連携し、顧客ニーズに応える付加価値の高いサービスや、三菱重工のデジタルイノベーションブランドである「ΣSynX Supervision」の遠隔状態監視技術などの新ソリューションを提供していきます。また、CO2を排出しないクリーンな輸送手段であるAPMシステムの納入を通じ、ドバイ都市部をはじめとする世界各地の経済発展、交通利便性向上といった地域課題への対応と解決策の提供を目指すとともに、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

※ ターミナル間および空港周辺施設への移動用として世界各地で利用されている交通システムです。

10月30日にドバイ市内で行われたMHI-MESC開所式10月30日にドバイ市内で行われたMHI-MESC開所式

 

 
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