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岩手県の太平洋沿岸地域を南北に縦貫する三陸鉄道は、車窓から防災について考える貸し切り列車「震災学習列車」を運行している。同社はこのほど、主に団体向けに運行してきた同列車を、1人から乗車可能な「個人参加型震災学習列車」として2月28日と3月7日に1本ずつ運行すると発表。定員は各回30人で、公式サイトで申し込みを受け付けている。
「震災学習列車」は、東日本大震災発生の翌年2012年6月から運行を開始。現在に至るまで、修学旅行や自治体・企業研修などの団体を中心に、約2200件、延べ約10万人が利用してきた。
列車には同社の社員または沿線住民がガイドとして乗車。被災状況が見える区間でいったん停止や徐行運転をしながら、震災当時の様子や現在の被災地の状況などをパネルや写真を使って説明する。「見て」「聞いて」「知って」もらい、被災地の今、自分たちの防災について「考える」列車となっている。
今回運行される2列車は、「北コース」「南コース」のそれぞれ1本ずつ運行。2月28日に運行予定の「北コース」は、久慈駅13時10分発、終点・普代駅14時10分着。3月7日に運行予定の「南コース」は、宮古駅13時17分発、終点・釜石駅14時50着。
企画の詳細・申し込みは同社の公式サイトで公開中。参加費は1人3千円で、参加当日に現金で支払う。定員は各回30人(最少催行人員20人)。