経済産業省は20日、来年5月に開かれる上海国際博覧会(上海万博)について、出展する日本館の中国語愛称とシンボルマークを決めたと発表した。
愛称は「紫蚕島」(ズー ツァン ダオ)で、日本語での通称は「かいこじま」となる。外観の色合いが紫で、形が蚕の繭を連想させることから名付けた。「紫は両国で気品のある色合いとされており、蚕が作る絹糸は両国の文化のつながりの象徴の1つ」(同省)としている。
また、シンボルマークは曲線を用いることで笑顔のつながりを示し、色合いは朱鷺(とき)色を採用した。上海万博は来年5月から10月までの半年間開催され、来場者数は7千万人を見込んでいる。