飛騨川河川敷ににぎわい
下呂温泉旅館協同組合(瀧多賀男理事長、岐阜県下呂市)は10月23日、秋の味覚を満喫するイベント「下呂温泉謝肉祭」を3年ぶりに開催した。当日は会場となった飛騨川河川敷に長蛇の列ができるなど大きなにぎわいを見せ、来場者は地元・飛騨の食材を生かした特製メニューに舌鼓を打った。
下呂温泉謝肉祭は、「地域ブランドの一つ『飛騨牛』に感謝しつつ、その味を多くの皆さまに味わってもらおう」と同組合が2006年から主催している秋の恒例イベントだが、一昨年、昨年はコロナ禍により中止を余儀なくされていた。3年ぶりとなった今年の謝肉祭の目玉メニューは「飛騨牛焼き肉、飛騨産こしひかりご飯、きのこ汁のセット」(1人前300円)で、「求めやすい価格設定も相まって、イベント開始前から場内に長蛇の列ができた」と同組合の村瀬輝行事務局長。「本イベントは今年で15回目を迎え、好天にも恵まれ、用意した飛騨牛250キロ、2千食分は完売になるなど大盛況だった。約3千人の来場があった」と当日の様子を振り返る。
会場では、50人が一度に入れる巨大足湯を設置し、地元食材のバザーやアトラクションを行い、芸妓衆による踊りを披露するなどして、多くの来場者が下呂温泉での秋のひと時を満喫した。
大好評だった飛騨牛。「県内に加え、県外からも多くの方が来てくださった」と村瀬事務局長
早朝から河川敷沿いに多くの人が集まり、列を作った