4月1日、下呂温泉(岐阜県下呂市)の中心部に新たな観光交流センター「湯めぐり館」がオープンした。これに先立つ3月28日には関係者約60人が出席して完成式典が開かれた。
湯めぐり館は市が約3億円をかけて整備。木造平屋建てで、延べ床面積約240平方メートル。市内の観光地やグルメを紹介する観光案内コーナーや、観光客と市民が交流できる「地域交流室」などが設けられている。
山内登市長は、「湯めぐり館は市内観光やまち歩きの拠点となる施設だ。自然を活用したアクティビティや文化を感じられるツアープログラムなどの情報発信を行い、市内各地への周遊を誘う。また、地域交流の場ともなり、温泉街においてにぎわいを創出する」と話している。
この日は、下呂温泉を「日本三名泉」として世に広めた室町時代の僧侶「万里集九」の銅造の除幕式も行われた。
完成式典のテープカット