岐阜県下呂温泉の真夏の祭典、下呂温泉まつりが1日開幕、3日まで行われた。初日の夜には呼び物の「龍神火まつり」が行われ、勇壮な舞に観衆が酔いしれた。
主催は下呂温泉まつり実行委員会(会長・野村誠下呂市長)。1日昼には龍神碑前で関係者と神官の手で祭事が取り行われた。
午後7時30分。メーン会場の白鷺橋では、松明の炎が夜空を焦がす中、ドラと太鼓の響きに合わせ、約20メートルの5頭の龍が駆け回った。5頭の龍は椀みこしを取り囲んで総掛かり。椀を取り戻した龍が気を静めるように火まつりが収まると、観衆からはため息が漏れた。
今年新たに、椀みこし、八幡龍、若宮龍によるコラボレーションの演出も。龍舞の後は、「花火ミュージカル龍神編」が夜空を焦がし、観光客や見物人から大きな喚声が起こった。