山梨県下部温泉にある下部ホテルはこのほど、ダイニング、最上階8階客室(8室)、ラウンジの改装などを実施し、リニューアルオープンした。
従来の旅館の全体コンセプト「自然のままに、心のままに」を基本に「連泊してこそ心地よい宿、通泊してこそ価値ある宿」をテーマに据えて実施された今回の改装。(1)既存ダイニング「山のかまど」(2)既存ダイニング「里のいろり」(3)館内中華レストラン「松林」―のそれぞれのコンセプトを明確に分け、顧客のニーズに応じた食事の提案を可能とした。
個人客用の食事会場では、同一のハーフブッフェスタイルで食事を提供していたが、今回の整備を機に、改装した新ダイニング「山のかまど」は夕食ブッフェ専用会場、既存ダイニング「里のいろり」は創作会席コースを提供する。中華レストラン「松林」と併せて、多様化する個人客の夕食への要望に応える。
客室最上階の8階の客室(8室)、ラウンジの改装も実施。最上階フロアの客室8室は「モダン客室フロア蒼鷺(あおさぎ)」として、各部屋をツインベッドタイプ中心の客室に。ラウンジは団体旅館のイメージから、居心地の良さが感じられる空間とし、段差の解消、床や家具の入れ替えを行った。
総合企画はリョケン(静岡県熱海市)、設計監理はミュゼオ(東京都港区)、施工はフジタ(東京都渋谷区)。工期は約2カ月で、投資額は約1億4千万円。
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