KNT-CTホールディングス、メルカリ・メルペイと連携
KNT―CTホールディングス(HD)は4日、スマートフォンでフリーマーケットの利用ができる「メリカリ」を運営するメルカリ、メルカリを使った決済サービスを提供するメルペイと、相互の市場の新規開拓・拡大、旅行消費の喚起に向けたマーケティングプログラムの共同展開を発表した。展開のテーマは「いらないものをメルカリで売って旅行へ行こう!」。メルカリで不要品を出品してもらい、その売上金で旅行に関する商品、サービスの購入を促す。
メルカリを使った新たな取り組みとして、クラブツーリズムでは顧客向けに「メルカリ教室」を月2回程度実施する。アカウント登録から出品までを体験するワークショップ形式のセミナーを行い、スマートフォン操作や出品手順などを実践しながら案内する。近畿日本ツーリストでは、10月から首都圏、関西、中部エリアの直営店舗に「メルペイ」決済サービスを導入する。店舗にあるタブレットで客の提示したQRコードを読み込み、旅行商品の決済を行う。メルペイで支払うと受けられる特典やサービスも検討している。
両者は、旅行商品や旅行関連の各種講座などと連動したさまざまなイベントやキャンペーンを実施し、メルカリ、メルペイの利用を促進する活動を予定している。
「メルカリの利用者は主に若者。一方、クラブツーリズムは主に50代以上の顧客が多い。両者の狙いたい層にも互いのサービスを訴求していく良い機会となる」と同社。