米国の大手旅行雑誌「コンデ・ナスト・トラベラー」が毎年秋に発表する読者投票ランキングの結果が7日に発表され、「世界で最も魅力的な大都市ランキング」の1位に東京、2位に京都、5位に大阪が入った。日本の3都市が同時に10位以内に入るのは初めて。
東京の1位は4年連続、京都の2位は2年連続、大阪は昨年の12位から順位を上げた。
日本政府観光局(JNTO)によると、評価のポイントは、東京が「現代と伝統の魅力の共存や多様な食の魅力」、京都が「深く息づく伝統の中に新たな文化が生まれている点」、大阪が「その土地ならではの食の魅力や熱狂的な野球文化」。関係機関による継続的な旅行環境整備やプロモーションも功を奏したという。
大都市ランキングは米国の都市は対象外。他の順位は、3位シンガポール、4位ウィーン(オーストリア)、6位コペンハーゲン(デンマーク)、7位アムステルダム(オランダ)、8位バルセロナ(スペイン)、9位台北(台湾)、10位シドニー(オーストラリア)だった。
「コンデ・ナスト・トラベラー」は、旅行、ホテル、レストランなどの最新情報を掲載。高所得者層を中心に読者数は約330万人。
また、「コンデ・ナスト・トラベラー」と並ぶ米国の大手旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー」が7月に発表した読者投票の人気観光都市ランキングでも、東京が7位、京都が8位に入っている。