新潟県佐渡市は12月16日、「佐渡島の金山」の世界遺産登録に向けた「島民団結シンポジウム」を同市内で開いた。「世界遺産登録の意義と未来」をテーマに地元関係者、識者らがディスカッション。地元高校生による意見発表も行われるなど、悲願の登録実現へ、島民挙げての団結を確認した。
佐渡市の渡辺竜五市長は「世界遺産登録に向けて動き始めて間もなく28年となるが、登録が目前まで来ている。何としても成し遂げなければいけないとの強い思いでいる」とあいさつ。
「佐渡が誇る文化を世界に発信できるよう、国、市と一体で取り組む」と、花角英世新潟県知事のメッセージを同県観光文化スポーツ部の前川翔副部長が紹介した。
観光庁の竹内大一郎観光資源課長が「地域の観光資源の磨き上げについて」、鹿児島県屋久島町観光まちづくり課の岩川健地域振興係長が「世界遺産登録までの道のりと登録後の活用」をテーマに基調講演。
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