群馬県の中之条町観光協会は1日、温泉のチカラを実感するミニドラマ「中之条ぽわぽわin沢渡温泉」の配信開始したと発表した。
■企画概要
全国的に有名な「草津温泉」の隣町にあり、それでも全国温泉ランキングで常に上位に入る「四万(しま)温泉」、泉質の良さで定評のある「沢渡(さわたり)温泉」、山奥の川から湧き出る湯にそのまま浸かる「尻焼(しりやき)温泉」など、幾つもの良泉をもつ群馬県中之条町。
中之条町観光協会による初の試みとして、温泉を舞台とした「ミニドラマ」を企画・制作し、地元出身の俳優・地元にゆかりのある監督等の力を借りながら、観光PR優先というよりは「見た人がほっこりする本格ドラマ」の映像作成を目指す。
■企画内容
第一弾となる今回は、「草津のあがり湯」として泉質の良さは認められながらも四万温泉と比べると知名度が低い「沢渡温泉」が舞台。複数人のキャストによる群像劇ではなく、ドラマ「孤独のグルメ」や「ひとりキャンプで食って寝る」のような1人の俳優によるモノローグを含んだミニドラマを制作。出演俳優には、「中之条町にゆかりがある俳優」として中之条町出身で映画やナレーションで活躍する宮内杏子さんを主役とし、沢渡温泉に暮らす町民等も多数出演。沢渡温泉組合の大きなバックアップのもと撮影は行われた。
■制作スタッフ
監督として、前橋市出身・現在中之条町の隣高山村に実家をもつ飯塚花笑(かしょう)監督。制作陣には彼の映画スタッフを器用。飯塚監督は『海へゆく話』など自身が監督する映画制作を続けつつ、三浦貴大さん、夏帆さん出演のテレビドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」でも一部の脚本を担当している。