鳥取県、島根県、岡山県とJR西日本は、境港や米子空港、岡山空港を利用して来日する韓国、台湾、香港からの観光客を増やそうと、「山陰・岡山キャンペーン」を7月1日から来年2月28日まで展開する。山陰・岡山エリアの観光地や歓迎特典をアピールし、周遊客の誘致につなげる。
地方空港などをイン・アウトの玄関口として、東アジア地域からの観光客誘致を目指すキャンペーン。
山陰エリアでは、外国人観光客を対象に3時間を千円の料金で利用できる「鳥取市1000円タクシー」を鳥取駅から運行するほか、米子駅から金曜限定で、大山山麓の観光地を周遊するバスツアー「FOUR SEASONS OF Mt.Daisen Bus Tour」を実施する。人気スポットの松江城や石見銀山では、英語ガイドを予約制で無料提供する。
岡山エリアでは、岡山後楽園で夜間の特別開園を実施するほか、岡山後楽園と岡山城を合わせて英語ガイドを予約制で無料提供する。
両エリアでは、このほかにもイベントや限定特典を用意し、3県、JR西日本が連携して情報発信していく。
また、JR西日本では、外国人観光客を対象にした山陰と岡山エリアのJRが乗り降り自由になる「JRウエストレールパス(山陰・岡山エリアパス)」を期間限定で発売する。
このパスは、指定のエリア内のJRの特急列車や快速・普通列車の普通車自由席に、有効期間内であれば何度でも乗車できる。有効期間は連続した3日間。料金は大人が4千円、小児が2千円(小児は6歳以上11歳以下)。