魅力ある観光地域づくりへ
中央日本総合観光機構(水野明久代表理事=中部経済連合会会長)は4月19日、ナビゲーションサイト・アプリを運営、開発するナビタイムジャパン(本社・東京、大西啓介社長)と「魅力ある観光地域づくり」に向けた連携協定を締結した。同機構がマネジメント区域とする中部北陸9県エリアの観光活性化と、エリア内で培った手法を全国に波及させることを目指す。
共同で取り組む領域として、「デジタルマーケティングを活用した観光客誘客および周遊促進」「地域課題の解決および受け入れ環境整備に向けたデータ分析基盤の構築とその活用」など5項目を掲げた。
具体的には、エリア内自治体の各種データの見える化と、その分析機能を実装し、自治体などの最適な施策立案、意思決定をサポートする「データ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)」と、エリア内の観光スポット、宿泊施設、体験コンテンツを結ぶ旅程の作成に加え、施設やコンテンツの予約、決済をワンストップで行える旅行者向けの「コンテンツ・パッケージ・プラットフォーム(CPP)」を共同で構築する。
調印式で協定書を手にする水野(右)、大西両氏