見通しは食のみプラス圏に
日本政策金融公庫はこのほど、中小企業景況調査の5月分を公表した。同月の中小企業の売上DI(前月比で増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス6.5で、前月(マイナス2.8)比3.7ポイント低下した。6の最終需要分野別では、全てがマイナス圏となった。今後3カ月の売上見通しDIは、食生活関連のみがプラス圏の見通し。
売上DIは、前月に26.7とプラス圏だった食生活関連がマイナス10.7とマイナス圏に転落。衣生活関連、建設関連など、全てがマイナス圏となった。
今後3カ月の売上見通しDIはマイナス7.9で、前月(マイナス4.9)比3.0ポイント低下。最終需要分野別では食生活関連が1.2で、前月比16.7ポイント低下も、唯一のプラス圏となった。
調査は5月中旬、三大都市圏の同公庫取引先900社に実施。このうち572社から有効回答を得た。