日本政策金融公庫はこのほど、中小企業景況調査の4月分を公表した。同月の中小企業の売上DIは前月比4.0ポイント増の2.0。今後3カ月の売上見通しDIは同8.7ポイント増の10.8だった。
調査は4月中旬、三大都市圏の同公庫取引先900社に実施。622社から有効回答を得た。
売上DIは前月比で増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値(季節調整値)。
6の最終需要分野別では、食生活関連が2.8、衣生活関連が28.0、建設関連が6.1と、前月のマイナス水準(マイナス4.1、マイナス6.0、マイナス5.4)からそれぞれプラス水準に転換した。
今後3カ月の売上見通しDI(過去3カ月の実績比で増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値。季節調整値)は、乗用車関連以外の5分野でプラス水準となる見通し。