経済産業省が地域金融機関向けに新しく作る、中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援に関する手引の全体像が見えてきた。金融機関には、商工会・商工会議所など他の支援機関と連携して伴走支援に取り組むよう求め、対応できる人材育成が重要になる点を強調する。デジタル化に全く未着手の企業から、デジタル技術を活用してビジネスモデルの変革に取り組む企業まで、それぞれの段階に応じた支援を提供できるツールに仕上げる。
手引を作る有識者検討会の議論は佳境に入っており、2月中旬までにおおまかな論点整理を終えた。3月以降は、報告書をまとめる作業に入る。手引はDXの必要性や中堅・中小企業の対応が追い付いていない実態を紹介した上、地域金融機関などに求められる取り組みを体系的に整理した内容にする。【記事提供:ニッキン】
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