岐阜県と中津川市、北恵那交通は10日、JR中津川駅を発着する乗降フリーバス乗車券「馬籠線フリー切符」など、秋の木曽路観光に便利な三つの券種を発売した。コロナ禍で販売を控えていたが、「秋の行楽シーズンと同市の特産である栗のシーズンを迎えることから改めて広く販売することにした」という。
ほか二つの券種は温泉入浴券と往復バス券がセットになった「おんぽいの湯バスセット券」、9~11月の土日祝日に運行する「苗木城線」切符。
馬籠線フリー切符は中津川駅から落合、馬籠までをつなぐ乗降フリーのバス乗車券で、中山道17宿の落合宿、馬籠宿を散策するのに適している。料金は大人1300円、小人650円。
おんぽいの湯バスセット券は、付知峡倉屋温泉「おんぽいの湯」入浴と路線バス中津川駅前―樋の口の間のバス停から乗車できる往復利用がセットになっており、大人1人1500円で温泉を堪能できる。
苗木城線は国指定史跡の山城跡で、「続日本100名城」に選定されている苗木城に行くのに便利。往復乗車券(大人800円、小人400円)を購入すると、苗木遠山資料館の入館料が割引される。