中部国際空港は4月26日、2020年度と2021年3月の運用実績を発表した。
中部国際空港株式会社(所在地:愛知県常滑市、代表取締役社長:犬塚力)は、中部国際空港セントレア(以下、「セントレア」)の、2021年3月度ならびに2020年度の空港運用実績(速報値)を発表しました。
- 航空旅客数
20年度の航空旅客数は、前年比16%の2,015,735人と、11年度を下回り過去最低の数字となりました。20年度では、国際線が4月1日から全便運休し、6月半ばに運航再開したものの、大幅な便数回復がなかったことから、国際線旅客数は、前年比0.3%の19,261人に留まり、過去最低の値となりました。
国内線の20年度実績では、前年比31%の1,996,475人と11年度を下回り過去最低の数字となりました。
20年5月に開港以来過去最低の1日あたり21便となりましたが、7月に始まったGo Toトラベルを機に少しずつ回復傾向を見せました。21年1月に再度発出された緊急事態宣言を受け、2月は減少傾向だったものの、3月の旅客数は前月比227%の226,770人となりました。
- 構内営業売上高
20年度の構内営業売上高は、前年比8%となる2,958百万円となり、09年度を下回る過去最低の数字となりました。特に、全体の売上高の半分以上を占めていた免税店売上高が、国際線旅客数とともに減少し、前年比0.2%となる43百万円となりました。また、一般物販店や飲食店もコロナ禍で休業店舗が相次いだことから、20年度の売上高は前年比19%となる1,085百万円となりました。
<中部国際空港株式会社HP:20年度実績>
https://www.centrair.jp/assets/doc/corporate/media-center/result/2020results_JP.pdf