鉄道旅客協会は2日までに、加盟旅行業者の今年4月の取扱額をまとめた。総取扱額は前年同月比4.4%減の2560億7812万円で、前年実績を上回ったのは読売旅行(6.9%増)と農協観光(2.1%増)の2社のみ。
国内旅行は2%減の1576億4478万円。前年を上回ったのは読売(9.2%増)、阪急交通社(7.6%増)など4社。日本通運は2ケタ減。
前年割れが続く海外旅行だが、4月は10.3%減の902億5131万円と、下げ幅が拡大した。前年を上回った業者は1社もない。5社が2ケタ減を強いられ、海外旅行市場の低迷が浮き彫りになった。
外人旅行は23.8%増の66億8318万円と好調。2〜3月の横ばい基調から一転、高い伸び率となった。農協観光(87.5%増)、トップツアー(75.1%増)の伸びが際立つ。
なお、4月分からJTBトラベランドの実績をJTBに合算。このため今後は12社となる。