鉄道旅客協会が12月27日に発表した、主要旅行業13社の昨年11月の旅行販売概況は、総取扱額が前年同月比0.3%増の2951億5709万円だった。9、10月は総取扱額が前年同月を下回っていたが、11月は増加に転じた。総取扱額の10年同月比は0.8%増だった。
内訳は、国内旅行が前年同月比2.0%増の1886億8170万円、海外旅行が同3.6%減の993億7268万円、外国人旅行が同23.1%増の58億3765万円だった。
総取扱額が前年同月を上回った事業者はJTB、日本旅行、東武トラベル、京王観光、阪急交通社の5社。国内旅行では、7社が前年同月を上回り、東武トラベルと阪急交通社は2ケタ増となった。
昨年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比9.0%増の2兆3086億4224万円だった。13社中12社は、累計総取扱額が前年を上回った。累計総取扱額の10年同期比は1.0%増。
分野別の累計額は、国内旅行が同7.0%増の1兆3733億8682万円、海外旅行が同10.4%増の8814億2740万円、外国人旅行が同74.5%増の417億3567万円。国内旅行の累計が前年実績を超えているのは、13社中11社だった。うち2社は2ケタ増だった。