鉄道旅客協会が7月31日発表した主要旅行業13社の6月の旅行販売概況は、総取扱額が前年同月比15.6%増の2720億2411万円だった。内訳は、国内旅行が同10.4%増の1543億385万円、海外旅行が同21.9%増の1117億1694万円、外国人旅行が同91.8%増の43億7278万円となった。
前年同月と比べ総取扱額は2ケタ増となっているが、13社中前年同月より2ケタ増となったのは5社で、1社は前年を下回った。分野別では、国内旅行は前年を上回った会社が13社中10社。海外旅行は13社すべてが前年を上回った。外国人旅行は取り扱い12社中7社が3ケタの増加。前年より下回ったのは1社だった。
総取扱額の2010年同月比は1.2%減だった。13社中、総取扱額が10年同月より増加したのは、ジェイティービー、東武トラベル、農協観光、日本通運、阪急交通社、クラブツーリズムの6社。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比27.2%増の7891億6773万円だった。10年同期比では2.1%増加。13社中、累計総額が10年度より増加したのは、ジェイティービー、日本旅行、東武トラベル、名鉄観光サービス、阪急交通社、クラブツーリズムの6社。