観光庁が5月19日に発表した主要旅行業者43社・グループの2023年3月の旅行取扱状況(速報)で、総取扱額は2019年同月比17.8%増の5310億2994万円となった。このうち国内旅行は75.7%増の4411億4699万円、海外旅行は60.0%減の707億680万円、訪日旅行は16.5%減の191億7615万円だった。3月は2月と比べると全セグメントで回復傾向にあり、特に国内旅行は全国旅行支援などもあり2019年を大きく上回る結果となった。なお、観光庁では2023年1月分から前年比を公開していない。
総取扱額で19年の実績を上回った会社は6社。このうち最も伸び率が高かったのは東武トップツアーズで、172.8%増の263億8094万円となった。2位は富士急トラベルで99.0%増の5億8109万円、3位はJTB7社計で86.6%増の2875億8848万円だった。取扱額が2019年の5割未満だった会社は10社だった。
国内旅行で19年を上回ったのは9社で、最も伸び率が高かったのは東武トップツアーズで307.5%増の237億5192万円だった。このほか、JTB7社計が184.1%増の2633億6250万円、富士急トラベルが124.8%増の5億7381万円、KNT-CTホールディングス4社計が114.4%増の523億9675万円と2倍以上の成長を見せた。19年の5割未満だった会社は8社だった。
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