観光庁はこのほど、主要旅行業43社・グループの今年8月の旅行取り扱い状況(速報)を発表した。それによると、総取扱額は前年同月比1.8%増の3233億6190万円となったものの、19年比では32.5%減だった。
部門別にみると、前年同月比では海外旅行は上回ったが、国内旅行、外国人旅行は下回った。19年比ではいずれも下回っている。旅行需要は上向き傾向にあるが、コロナ禍前の水準にはなかなか戻らない。
総取扱額が前年同月を上回ったのは22社あったが、19年比では8社で、伸び率が高いのは三越伊勢丹ニッコウトラベル(62.4%増)や日本橋夢屋(56.0%増)、ケイライントラベル(19.8%増)など。
国内旅行の総取扱額は前年同月比7.1%減の1780億4703万円。14社が前年を上回った。19年比では4社で、三越伊勢丹ニッコウトラベル(19.5%増)やWILLER(11.8%増)は2桁増。
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