観光庁が12月13日に発表した主要旅行業者43社・グループの2023年10月の旅行取扱状況(速報)で、総取扱額は2019年同月比22.9%減の3471億8801万円となった。国内旅行は8.7%減の2240億8255万円となり、引き続き減少幅が縮小。海外旅行は44.4%減の976億7051万円、訪日旅行は12.8%減の254億3495万円となった。なお、観光庁では2023年1月分から前年比を公開していない。
総取扱額で19年の実績を上回った会社は8社で、このうち取扱額が最も大きかったのは東武トップツアーズ(9.4%増・143億2333万円)、伸び率が最も高かったのは郵船トラベル(41.1%増・30億6203万円)だった。
国内旅行で19年を上回ったのは14社で、取扱額が最も大きかったのはJTB6社計(1.4%増・887億314万円)だった。このほか、取扱額10億円以上の企業では日本旅行4社計や阪急交通社2社計、東武トップツアーズが19年を上回る結果となった。伸び率が最も高かったのは郵船トラベル(70.4%増・2億6423万円)だった。
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