観光庁が2日に発表した主要旅行業49社の2016年11月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1・7%減の4837億7728万円だった。7カ月連続で前年割れした。内訳は、国内旅行が同3・3%減の2987億2259万円、海外旅行が同1・5%増の1679億6955万円、外国人旅行が同3・0%減の170億8514万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は前年に3連休があったことの反動などで前年を下回った。16年7月以来4カ月ぶりに前年実績を下回った外国人旅行は、前年の大型団体受注の反動などが要因となった。
総取扱額が前年実績を超えたのは、49社中22社。旅行分野別では国内旅行が48社中20社、外国人旅行が36社中20社、海外旅行が47社中24社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、同3・6%減の1308億8479万円だった。内訳は、国内旅行が同5・1%減の852億7435万円、外国人旅行が同4・4%減の5億4590万円、海外旅行が同0・5%減の450億6454万円。
募集型企画旅行の取扱人数は、同4・3%減の325万1606人。このうち国内旅行は同5・2%減の296万6071人、外国人旅行は同0・5%増の3万2900人、海外旅行は同6・7%増の25万2635人。