観光庁が1月12日に発表した主要旅行業49社の2016年10月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比6・0%減の5107億7795万円だった。内訳は、国内旅行が同4・1%減の3153億6642万円、海外旅行が同11・1%減の1748億8950万円、外国人旅行が同16・8%増の205億2203万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は北陸新幹線の開業効果の収束などにより取扱額が前年を下回った。方面別では、「ふっこう割」の効果などで九州方面の需要が回復傾向。外国人旅行は、東アジアや東南アジアのほか、北米方面からの訪日客が好調という。
総取扱額が前年実績を超えたのは、49社中11社。旅行分野別では国内旅行が48社中13社、外国人旅行が38社中24社、海外旅行が47社中11社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、同9・6%減の1398億871万円だった。内訳は、国内旅行が同6・4%減の871億3196万円、外国人旅行が同8・6%増の6億6849万円、海外旅行が同14・7%減の520億826万円。
募集型企画旅行の取扱人数は、同9・2%減の340万33人。このうち国内旅行は同9・3%減の279万4525人、外国人旅行は同10・5%増の3万6471人、海外旅行は同10・3%減の25万2175人。