観光庁が7月19日に発表した主要旅行業49社の2016年度(16年4月~17年3月)の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年比2・3%減の5兆5656億804万円だった。内訳は、国内旅行が3・1%減の3兆3281億5874万円、海外旅行が2・4%減の2兆369億789万円、外国人旅行が14・0%増の2005億4142万円だった。
総取扱額が前年実績を超えたのは、49社中13社。旅行分野別では国内旅行が48社中17社、外国人旅行が38社中29社、海外旅行が47社中13社で前年比増となった。
四半期別の動向で見ると、総取扱額は第4四半期(1~3月)でのみ前年同期比0・9%増と前年実績を超えた。分野別では、国内旅行はいずれの期とも前年割れ。外国人旅行は全期で前年実績を上回った。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年比5・7%減の1兆6167億6510万円だった。内訳は、国内旅行が5・3%減の1兆20億7700万円、外国人旅行が前年同の70億5572万円、海外旅行が6・4%減の6076億3238万円。
募集型企画旅行の取扱人数は6・6%減の3761万5726人。このうち国内旅行は7・2%減の3399万6790人、外国人旅行は7・6%増の46万1208人、海外旅行は1・7%減の315万7728人だった。