観光庁が1月22日に発表した11月の主要旅行業50社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が5587億7856万円で前年同月比1.0%増だった。
内訳は国内旅行が2.1%増の3769億1319万円、海外旅行が3.1%減の1704億6992万円、外国人旅行が32.5%増の113億9544万円だった。
旅行会社からの聞き取りでは、国内旅行は関西方面を中心に、秋の紅葉を目的とした旅行者が多かった。海外旅行は感染症や円安の影響により、旅行者の消費マインドが冷え込んだ。外国人(訪日)旅行はビザ緩和の影響により、東南アジアからの旅行者が増加している。
取り扱いの合計が前年同月を超えたのは50社中31社。国内旅行は取り扱い47社中31社、海外旅行は49社中23社、外国人旅行は31社中21社だった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比0.2%増の1412億8059万円。内訳は国内旅行が1.5%増の882億9088万円、海外旅行が2.1%減の525億2096万円、外国人旅行が32.5%増の4億6875万円。
募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比5.1%減の354万9932人、国内旅行は5.0%減の325万7844人、海外旅行は8.7%減の26万8078人、外国人旅行は35.0%増の2万4010人だった。