観光庁が5月21日に発表した主要旅行業58社の2012年度旅行取扱状況年度総計(速報)は、総取扱額が前年度比5.1%増の6兆3457億2224万円だった。内訳は、国内旅行が同4.5%増の3兆9374億1062万円、海外旅行が同5.3%増の2兆3419万6100万円、外国人旅行が同44.8%増の663億5062万円だった。3部門とも前年度実績より増加した。
総取扱額が前年実績を上回ったのは、58社中44社だった。2ケタ増は9社。分野別で見ると、国内旅行は取り扱い54社中39社、海外旅行は取り扱い57社中35社、外国人旅行は取り扱い38社中29社が前年実績を上回った。
総取扱額の四半期別の前年比は、第1四半期(4〜6月)が24.0%増と大きく数字を伸ばした。第2四半期(7〜9月)は2.3%増加したものの、第3四半期(10〜12月)は1.1%減、第4四半期(1〜3月)は0.1%減少した。国内旅行は第3四半期以外前年実績超え。海外旅行は第1、第2四半期が前年を上回った。外国人旅行は全ての四半期で大きく数字を伸ばし、第1四半期は3ケタ増、第2〜4四半期は2ケタ増だった。
募集型企画旅行は、総取扱額が同7.3%増の1兆6960億1896万円だった。内訳は国内旅行が同7.5%増の9221億9596万円、海外旅行が同7.0%増の7710億3045万円、外国人旅行が同34.3%増の27億9255万円。
募集型企画旅行の取扱人数は、国内旅行が同5.7%増の3639万8195人、海外旅行が同1.3%増の437万1384人、外国人旅行が同54.4%増の14万5945人で、総計では同5.3%増の4091万5524人だった。