観光庁が8日発表した主要旅行業58社の今年7月の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比5.8%減の5331億2830万円だった。内訳は、国内旅行が同7.6%減の3360億7439万円、海外旅行が同1.9%減の1933億203万円、外国人旅行が同28.5%減の37億5188万円。3分野とも5カ月連続で前年同月実績を割り込んだが、国内旅行、海外旅行は、落ち込み幅が1ケタまで縮小した。外国人旅行は前月よりも17ポイント回復したが、依然2ケタの減少。
国内旅行は「全体的に回復基調」(観光産業課)。取り扱い54社中10社が前年実績を超えた。
海外旅行は57社中23社が前年超え。
外国人旅行は前年同月よりも取り扱い社数は3社減少。34社中10社が前年実績を上回った。
旅行商品ブランドの取扱状況は、総取扱額が同4.7%減の1474億2476万円。このうち国内旅行は同5.3%減の857億2800万円、海外旅行は同3.5%減の615億2172万円、外国人旅行は同64.3%減の1億7504万円。旅行商品ブランドの取扱人数は国内旅行が同6.3%減の311万5021人、海外旅行が同6.7%減の34万7473人、外国人旅行が同63.3%減の7380人だったことから合計では同6.7%減の346万9874人。