観光庁が7日に発表した今年8月の主要旅行業58社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1.7%増の6789億9238万円だった。今年2月以来半年ぶりに前年実績を超えた。このうち国内旅行は同2.0%増の4294億3888万円、海外旅行は同2.3%増の2459億3476万円で、いずれも半年ぶりに前年比増。一方、外国人旅行は依然低調が続き、同40.5%減の35億1874万円と6カ月連続で前年を下回った。
国内旅行の取り扱い54社では、28社が前年の取扱額を超えた。
海外旅行は取り扱い60社のうち前年超えしたのは28社だった。
外国人旅行は、36社中10社が前年を超えた。
募集型企画旅行は、総取扱額が前年同月比2.5%減の2170億7089万円で前年を下回った。このうち国内旅行は同4.1%減の1258億8434万円、海外旅行は同0.3%増の909億9910万円、外国人旅行は同61.5%減の1億8745万円。外国人旅行の取り扱い低調が目立つ。また、総取扱額が前年実績を超えた国内旅行だが、募集型企画旅行では前年割れとなり募集型の回復の遅れが見てとれる。
募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比5.2%減の512万4698人だった。内訳は、国内旅行が同5.1%減の466万3245人、海外旅行が同4.6%減の45万4631人、外国人旅行は同59.9%減の6822人だった。