観光庁が6日に発表した1月の主要旅行業62社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が3833億9743万円で前年同月比12.6%減だった。6カ月連続で前年実績割れとなり、旅行市場の低迷ぶりが浮き彫りになっている。
このうち国内旅行は同6.9%減の2381億9061万円だった。海外旅行は同20.6%減の1430億2997万円で、8カ月連続で前年実績を下回った。外国人旅行は同10.4%減の21億7685万円で、5カ月連続減となった。
国内旅行は3カ月連続で前年割れした。前年実績を超えたのは取り扱い57社中、10社にしかすぎない。エイチ・アイ・エス(前年同月比15.9%増)、東武トラベル(同20.4%増)などが好調だった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年同月比11.5%減の1102億9067万円だった。このうち国内旅行は同5.2%減の636億5112万円、海外旅行は同19.0%減の465億2912万円、外国人旅行は同8.9%減の1億1043万円。
取扱人数は同4.4%増の310万3692人。内訳は、国内旅行が同3.8%減の274万2870人、海外旅行が同9.0%減の35万3383人、外国人旅行が同10.7%減の7439人。