国土交通省がこのほど発表した今年9月の主要旅行業者63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比5.1%増の6205億7439万円となった。国内旅行は7.2%増の3527億6024万円で、8月に続き好調だった。
国内旅行は、「イベント関係の団体旅行、募集型企画旅行が全方面で好調」(観光事業課)。JTBグループが16.3%増と2ケタの伸びを示した。近畿日本ツーリストが0.7%増、日本旅行が0.6%増と微増。このほかANAセールス9.3%増、阪急交通社2.6%増、JALツアーズ4.6%増だった。
海外旅行は、1.8%増の2615億6714万円。このうちトップツアーは9.8%増と好調。JTBグループは2.3%増。
外国人旅行は、44.8%増の62億4701万円と大きく伸ばした。「大型イベントの取り扱いなどが好影響」(同)。
旅行商品ブランド取扱額は、国内旅行は8.2%増の915億9012万円、海外旅行は5.0%増の783億3478万円、外国人旅行は65.4%増の3億2735万円。
取扱人数では、国内旅行が10.4%増の351万8442人、海外旅行が4.0%増の45万4255人、外国人旅行が30.4%増の1万8068人だった。