鉄道旅客協会が1日発表した、主要旅行業12社の今年1月の旅行販売概況は、総取扱額が前年同月並みの1891億8301万円だった。内訳は、国内旅行が0.6%増の1164億3565万円、海外旅行が同1.1%減の693億2574万円、外国人旅行が同5.1%増の23億4715万円、その他が同3.3%増の10億7447万円だった。
総取扱額が前年比増となったのは6社。2ケタ増はなかった。分野別では、国内旅行が6社、海外旅行が4社、外国人旅行が取り扱い11社中4社で前年実績を上回った。特に外国人旅行は、2ケタ増が目立った。
昨年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比5.6%減の2兆4503億4743万円だった。減少幅は昨年12月よりも0.5ポイント縮小した。累計総取扱額が前年を上回っている事業者はなく、最も前年実績に近い西鉄旅行でも同0.5%減。
分野別の累計額は、国内旅行が同6.4%減の1兆4782億4970万円、海外旅行が同3.0%減の9199億4562万円、外国人旅行が同30.5%減の356億7696万円、その他が同6.8%減の164億7516万円。国内旅行の累計額が前年実績を超えている事業者は西鉄旅行(同0.3%増)の1社となっている。