鉄道旅客協会が6日発表した、主要旅行業12社の今年3月の旅行取扱状況は、総取扱額が前年同月比1.7%増の2623億7319万円だった。内訳をみると、国内旅行は同2.7%減の1582億4917万円と前年実績を下回ったものの、海外旅行は同9.0%増の985億8420万円、外国人旅行は同19.3%増の41億9765万円と前年超えした。
国内旅行は12社中、ジェイティービー、阪急交通社の2社のみが前年実績を超えた。
海外旅行は、12社中11社が前年実績を超え好調。このうち日本旅行など5社が2ケタの伸びとなった。
その一方で、唯一前年実績を下回った近畿日本ツーリスト(KNT)の低調が目立つ。
外国人旅行は取り扱い11社中9社が前年を超え、このうち7社が2ケタの伸びとなった。
その他の取り扱いは、同11.9%減の13億4217万円。
09年度(09年4月〜10年3月)の累計は、総取扱額が前年度比13.8%減の2兆9222億9675万円だった。内訳は、国内旅行は同11.1%減の1兆8625億9531万円、海外旅行は同18.7%減の9881億4426万円、外国人旅行は同16.0%減の485億6597万円。