鉄道旅客協会が発表した、今年4月の主要旅行業12社の旅行取扱状況は、総取扱額が前年同月比0.2%減の2199億3708万円だった。内訳は、国内旅行が同1.1%減の1361億5439万円、海外旅行は同0.8%増の766億4378万円、外国人旅行は同10.9%増の57億143万円だった。総取扱額では、近畿日本ツーリスト(KNT)、日本旅行、読売旅行、西鉄旅行、日本通運が前年実績を越えた。
国内旅行は、12社中、3社が前年を上回ったものの、伸び率は1%代とほぼ横ばい。前年割れした事業者は1ケタの割り込みにとどまった。
海外旅行は8社が前年超え。2ケタ伸ばした会社が目立った。
外国人旅行は、取り扱い11社中8社が前年を上回った。前年実績を越えた事業者はいずれも2ケタ以上の増加。一方、前年を割りこんだ3社は2ケタ減だった。
その他分野の取り扱い額は、同9.6%減の14億3794万円だった。
総取扱額の1位はJTB。2位には4月に阪神航空と合併した阪急交通社が入った。以下、KNT、日本旅行、トップツアー、名鉄観光サービスが続く。