鉄道旅客協会は2日までに、加盟旅行業12社の今年7月の取扱額をまとめた。それによると、総取扱額は前年同月比0・3%増の3210億8477万円となった。総取扱額が前年実績を上回ったのは2月以来。
国内旅行は2.6%増の2011億3135万円。7社が前年実績を上回った。日本旅行とトップツアーはともに4%台の伸び。2ケタ減は1社にすぎず、比較的好調な月だった。
海外旅行は4.4%減の1127億8978万円にとどまった。燃油サーチャージの高騰で旅行代金の割高感がネックとなった模様だ。それでも3社が前年を上回り、特にトップツアーの伸びが目立つ。
不振にあえぐ海外に比べ好調なのが外人旅行。19.8%増の49億482万円と6月に続いて2ケタ増を記録。東武トラベルは4倍強の伸び率となった。
この結果、今年4月からの累計は総取扱額で前年同期比1.9%減の1兆1719億7194万円となった。この時点で前年を上回っているのは読売旅行のみ。
部門別に見ると、国内旅行は0.9%減の7117億4286万円、海外旅行は4.8%減の4304億8108万円、外人旅行は23.8%増の218億7973万円となっている。