鉄道旅客協会が4日発表した主要旅行業12社の8月の旅行取扱額は、総取扱額が前年同月比6.2%増の3104億7630万円だった。内訳は、国内旅行が同1.8%減の1867億501万円、海外旅行は同20.9%増の1173億1402万円、外国人旅行が同39.2%増の52億9256万円。国内旅行のみ前年実績を下回った。
全社別の総取扱額は、12社中10社が前年超え。読売旅行、阪急交通社のみ前年を割り込んだ。
国内旅行は12社中4社が前年を上回った。日本通運が同59.4%増と好調。
海外旅行は、12社中、同8.0%減の阪急交通社を除く11社が前年を上回った。
外国人旅行は、取り扱い11社中9社が前年実績を超えた。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比8.9%増の1兆3273億7749万円だった。農協観光を除く11社が前年を上回った。このうち日本旅行、西鉄旅行、日本通運が2ケタの伸び。内訳は、国内旅行が同0.8%増の8086億6271万円、海外旅行が同25.5%増の4848億5437万円、外国人旅行が同23.6%増の256億8514万円。
国内旅行はJTB、日本旅行、日本通運、阪急交通社の4社が累計額で前年超え。海外旅行は全12社、外国人旅行は11社中8社が累計額で前年を上回っている。