鉄道旅客協会は6日までに、加盟旅行業13社の今年9月の取扱額をまとめた。それによると、総取扱額は前年同月比2.6%増の3307億1317万円だった。8社が前年同月を上回った。
国内旅行は5.9%増の1908億5328万円で、2カ月連続増。9社が前年を上回り、中でもJTBは16.3%増とただ1社2ケタ増を記録した。2ケタ減は日本通運のみで、国内旅行は総じて好調と言えそうだ。
海外旅行は前月に続きダウン。2.9%減の1328億4315万円となった。6社が前年割れで、うち3社が2ケタ減に。海外に強い阪急交通社も2.6%減と苦戦した。
外人旅行は8月の減少から一転、54.2%増の58億9533万円と好調に推移した。1社を除いき各社取り扱いを伸ばしており、東武トラベルは前年同月の4倍強を取り扱った
この結果、4月からの累計は総取扱額で前年同期並みの1兆9048億8587万円を確保。この時点で前年実績を上回っているのは阪急交通社やJTBトラベランドなど4社のみ。
うち、国内旅行は1.8%増の1兆1442億2023万円、海外旅行は3.4%減の7243億468万円、外人旅行は23.1%増の274億3128万円となっている。