国土交通省がこのほど発表した今年6月の主要旅行業者63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1.6%減の5462億6504万円で2カ月ぶりに前年割れした。このうち国内旅行は同0.9%減の3219億7030万円。海外旅行は同3.0%減の2193億3124万円。外国人旅行は同24.0%増の49億6350万円と好調。
国内旅行は4月以来の前年割れ。名鉄観光サービス(同22.9%増)の好調が目立つが、その他大手はジャルツアーズが同4.7%増と堅調なほかは軒並み低調。57社中38社が前年実績割れの結果となった。
海外旅行は燃油サーチャージ値上げの影響などから低調で、前年実績を超えたのは61社中19社。
外国人旅行は、韓国、台湾、香港からの訪日客の伸びが大きく3カ月連続で前年実績を超えた。
旅行商品ブランドの総取扱額は同3.9%減の1252億9841万円。このうち国内旅行は同2.7%減の684億7463万円、海外旅行は同5.3%減の565億4255万円、外国人旅行は同5.4%増の2億8124万円。総取扱人数は同4.6%減の298万6786人。国内旅行は同3.7%減の267万7407人、海外旅行は同11.6%減の29万2984人、外国人旅行は同8.8%減の1万6395人。