京都市と京都市観光協会、JR西日本は10日、高台寺方丈(京都市東山区)で京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅キャンペーン」のオープニングイベントを開催した。大手旅行会社や関西私鉄の代表者、地元の観光関係者が出席した。
冒頭、主催者を代表して、門川大作・京都市長と柴田信・JR西日本取締役兼常務執行役員営業本部長があいさつ。
門川市長は「『京都はいつも多くの観光客が訪れていていいですね』とよく言われるが、地元の関係者が心を込めて準備し努力しているからだ。和食の世界無形文化遺産への登録や東京五輪で注目された『おもてなし』は京都の誇りである。情報発信に務めていきたい」と述べた。
柴田常務は「キャンペーンでは、非公開文化財の特別公開や、京都の食を全国のみなさんに楽しんでもらう。特にJRや地下鉄、私鉄の駅からのエコな『歩く旅』も提案。定期観光バス特別コースも手軽に参加できるショートコースを初めて設定した。また、改めて若者に対しても京都の旅をアピールしていく」とキャンペーンの成功を訴えた。
オープニングイベントでは、国の史跡と名勝に指定されている高台寺の庭園をバックにテープカットが行われたほか、祇園甲部歌舞会の舞妓が高台寺方丈で京舞を披露した。
キャンペーンの期間は3月23日まで。
【注】新型コロナウイルスの感染拡大状況に鑑み、各イベント、各催しにおいて延期や中止等が発生しております。
・非公開文化財特別公開 延期
・定期観光バス特別コース 延期
・京都千年の心得 一部中止
▷詳細は、京都観光オフィシャルサイトでご確認下さい。