京急電鉄とCarstayは、「モバイル・オフィス」の実証実験を実施している。
利用は無料で、期間はそれぞれ、上大岡エリアは2021年2月22日(月)~2月26日(金)、能見台エリアは3月1日(月)~3月5日(金)です。1組(推奨1~2人、最大4人利用)、1時間の予約ができ、Carstayの「モバイル・オフィス」専用サイトから申し込むことが可能です。(https://mobileoffice.carstay.jp/)
- 京急電鉄とCarstayの連携について
今回「モバイル・オフィス」として使用する車は、キャンピングカーや車中泊仕様の車に特化したカーシェア「バンシェア」上に登録されている、トヨタ・ハイエースをベース車両としたキャンピングカー製造・販売のRVトラスト製「C-LH」です。デスク、大容量バッテリー、家庭用エアコン、照明、冷蔵庫などに加え、Wi-Fiも完備しているため、快適な仕事向けの個室空間として利活用できます。(車内サイズ:長さ4.0・幅1.8・高さ2.2メートル)(車両詳細:https://carstay.jp/ja/cars/5fb733631173d344c94f0e38)
現在、京急電鉄では沿線である横浜市南部エリアのまちづくりに向け、住民参加のワークショップを実施しており、本取り組みは、ワークショップから得られたアイデアから実現しました。京急電鉄が保有する敷地に「モバイル・オフィス」を試験的に設置、沿線住民のテレワークニーズの発掘に繋げます。
京急電鉄とCarstayは、京急沿線の地域経済の活性化を目指して、昨年10月から三浦半島において、車中泊/バンライフのプロジェクトを展開中で、今回は協業の第2弾となります。また同時に、京急グループが展開する京急プライムクラブの会員向けに、Carstay提供サービス「バンシェア」「カーステイ」の特別割引サービスを開始するなど、「バンライフ※」を通じた新しい生活の提案に取り組みます。
- 実証実験の概要
■ 上大岡エリアの「モバイル・オフィス」
・期間: 2月22日(月)~2月26日(金)10:00~17:00
・住所: 横浜市港南区上大岡東1丁目12−35
・アクセス:上大岡駅から徒歩1分)
・詳細・予約: https://carstay.jp/ja/stations/kanto/station/6029e6247784fd6a57d0c86e
■ 能見台エリアの「モバイル・オフィス」
・期間: 3月1日(月)~3月5日(金)10:00~17:00
・住所: 横浜市金沢区能見台2丁目1 − 1
・アクセス: 京浜急行バス「能見台センター」バス停から徒歩2分
・詳細・予約: https://carstay.jp/ja/stations/kanto/station/6029e2c2c45da85a029102d1
- 京急プライムクラブ会員向けサービス
・概要:「京急プライムクラブ」は、京急グループを通じて不動産のご購入・ご売却、注文住宅・リフォーム等のご契約をされたお客さまが、各種割引やサービスの特典を受けられる会員組織です。
・特典内容:「カーステイ」「バンシェア」の予約時に、プライムクラブ会員限定のクーポンコードを入力することで、車中泊スポット/アクティビティ/キャンプ場利用/キャンピングカー利用がそれぞれ5%割引となります。
- 「モバイル・オフィス」について
Carstayの「モバイル・オフィス」とは、国内最大級のキャンピングカー予約サービス「バンシェア」を介してキャンピングカーを含む車中泊仕様の車を、テレワークを推進する企業や個人向けに「動くオフィス」「動く会議室」「動く書斎」などとして、週末や祝日などの休日には車中泊旅などの娯楽用途として、利用することができるプロジェクトです。(https://mobileoffice.carstay.jp/)
マンションやアパートなどの住宅や、オフィス用地の駐車場に「モバイル・オフィス」の設置を希望する企業や管理者を公募しています。
テレワークが推進されるコロナ禍、会社員の自宅での就業時間は増加傾向にあります。しかし、会社員の仕事場はこれまで勤務先だったことから、自宅内に書斎などの個室がなく、家族などの交流空間のリビングやダイニングなどに新たに仕事場を設ける人が多いことから、自宅スペースに限界とストレスを感じながら日々過ごす夫婦・家族がいるなど、テレワークのスペース確保に課題を感じている人も少なくありません。
そこで、「自宅に在宅勤務スペースがない」課題を解消すべく、Carstayはキャンピングカーを“仕事部屋”として住宅街などに設置し利用できる「モバイル・オフィス」プロジェクトを発足。利用者は「バンシェア」にユーザー登録し、利用することができます。
また、部屋数が少ないマンションやアパートなどの駐車場にも「モバイル・オフィス」を設置、管理者などの不動産会社は、住人に共有利用できる仕事スペースを提供することで、より広い住居への
引っ越し防止策としても「モバイル・オフィス」を役立てることができます。さらに、住宅街だけでなく、一軒家の駐車場に書斎が結合・拡張されたかのようにキャンピングカーを「モバイル・オフィス」として駐車し、書斎として利活用することも可能です。
※バンライフ:車を通じた旅や暮らしにより、“人生を豊かにする”ことを目的として、荷台スペースが広い車“バン”を家やオフィスのように作り変え、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たな“ライフ”スタイルです。