京都・伏見稲荷に忍者アクティビティ「忍者ラン」が登場した。
そんな中、京都・伏見稲荷にて新感覚で遊べる忍者アクティビティが2018年7月より登場した。その名も「NINJA-RUN」(忍者ラン)だ。
本格的な忍者服に袖を通し、京都・伏見稲荷の地域で任務を遂行するというリアルRPG型の忍者体験である。用意されている任務は100以上で、難易度ごとにランク分けされており、大人から子供まで楽しめる。
この忍者ランは危険な任務はない。体験した感覚としては、街中での謎解きや脱出ゲーム、複数人の参加者がいればチーム内で騙し合いの心理戦などである。中には、「地元商店街のお店で10分間の店手伝い」という任務もあり、地元の人とも交流ができ、普通の観光では得られない体験ができそうだ。任務は日本語、英語、中国語で用意されており、インバウンド対策がしっかりできているので、外国人観光客でも楽しめそうだ。
ここの忍者服大河ドラマなどの衣装も手掛ける巨匠の手によるもので、着衣してみるとその違いが良くわかる。コスプレ用の簡易的なものではなく、昔の忍者が身に着けたままの衣装デザインだそうだ。忍具もお面や忍者刀、手裏剣、巻物など思わず、テンションが上がってしまうものばかり。心も体も本当の忍者になりきってしまうほ
この「NINJA-RUN」(忍者ラン)が驚きなのは、「早朝ラン」、「深夜ラン」(要事前予約)も行っているのだ。京都の夏は暑く、観光客も外出を控えたいほどだ。この「忍者ラン」では、早朝7時から夜10時まで体験できるのだ。「京都の夜はつまらない」「昼間の観光は避けたい」という観光客にピッタリのサービスである。
一日の体験終わりには、任務成功をチェックする。成功の任務数で、上忍、中忍、下忍などといった忍者のランクが与えられるのも面白味の一つ。最後にはしっかりとした賞状も渡してくれるというこだわり。これで「日本の忍者だ!」と証明を貰ったようなものだ。
このアイディアを発案したのは、(株)うるわしき 常務取締役のジョライ・ダニエルさん。ペルー出身のジョライさんは、子供の頃から刀が大好きで忍者に憧れたという。今では忍者服を着て、愛犬の「カジくん」を忍犬として連れて、伏見稲荷近辺を散歩しているという。毎回、「Hey, Ninja!」などと外国人に話しかけられ、写真をせがまれるという。考案者が自ら楽しんでいるところを見ると、これは一度試してみる価値がありそうだ。
「全国に『忍者ラン』を普及させて、その地元に根付いた任務を企画して、観光客と地元の人が交流できる環境を作りたい」と話すジョライさん。今後は、地方自治体との業務連携やフランチャイズなども視野に入れているという。どうやらこの「忍者ラン」は地方創生にも一役買うようだ。
この夏、京都・伏見稲荷で忍者ランを体験してみるのも悪くない。夏休みの子供たちの喜ぶ顔が今にも浮かびそうだ。
忍者ランの詳細はこちらから
http://ninja.jpkimonorental.com/
Youtubeでも紹介
https://www.youtube.com/watch?v=1bszsi3lT-Y