京都市は10月1日から「宿泊税」を導入するが、周知に向けポスターやチラシ=写真=を製作した。市内全宿泊施設や公共施設などに掲示し、徹底を図る。
ポスターは8千枚、チラシ・リーフレットはそれぞれ21万枚製作。英語や中国語(簡体字、繁体字)、韓国語などで10月からの導入や税額などを知らせるとともに、日本語とイラストで使途を説明している。
宿泊税の導入は東京都、大阪府に続き3例目。1人1泊の宿泊料金が2万円未満は200円、2万円以上5万円未満500円、5万円以上千円を課す。修学旅行生や引率者らは免除する。
文化財の保護や歴史的景観の保全、観光や文化の担い手の育成、観光案内標識の整備、観光地トイレの拡充、国内外へのPRなどに使うほか、「違法民泊の適正化にも役立てる」としている。