京都市と国内最大級の飲食店情報サイト「ぐるなび」を運営するぐるなび(東京都千代田区)は8日、観光と食文化、伝統産業の分野で連携して振興を図る「地域活性化包括連携協定」を締結した。同社が自治体と地域活性化について包括連携するのは初めて。
観光振興分野では、食に関連したイベントや行事のPRなど、京都観光に役立つ観光・飲食関連情報の発信、飲食店ページの多言語化による外国人観光客受け入れ環境の整備支援を推進する。
さらに食文化振興は、京料理や京野菜、日本酒の普及促進、消費者向けイベントの開催、生産者と飲食店をマッチングするフェアなどを行う。
伝統産業振興は、日本酒などの伝統産業製品の利用拡大を促すほか、食関連イベントのPRやマーケティングを実施する。
締結式は同日、同市役所で門川大作市長と同社の滝久雄会長ら市と同社関係者が出席して開かれた。
協定を締結し記念撮影に臨む門川大作市長(左から3人目)、滝久雄ぐるなび会長(同4人目)ら関係者